2017年6月23日金曜日

ミュージカル レ・ミゼラブルは一人で何役も演じている!香盤表を見てみたらいろんな発見があった

ミュージカル レ・ミゼラブル2017年公演のパンフレット、皆様もう手に入れましたでしょうか?

写真、劇中歌の歌詞、30年間の歴代キャスト一覧など盛りだくさんで読んでいてとっても楽しいのですが、私が特におすすめのページがこちら。


香盤表のページです。香盤表とは役者の出演場面と役割を表したものです。縦軸が役名、横軸が場面となっています。この香盤表を見て驚いたこと。それは、

ジャン・バルジャンとジャベール以外は一人で何役も演じてる!

マリウス役の役者さんが冒頭の囚人やったりしてるんですよ!私はレミゼはもう何回も観ているのですが、恥ずかしながら全然気づかなかったです。プリンシパルキャストがアンサンブルも兼ねているのが日本独自のやり方なのか、それとも海外でもこの方式をとっているのかはわかりませんが、役者さんたち裏で着替えやメイクに大忙しですね。

この2017年度版香盤表から私の独断と偏見でここを注目して見てみると面白いかもと思う部分をピックアップしてみます。(もっと詳しく知りたい人は劇場でパンフレットを買って確認してみてください。)


◇1幕「夢破れて」後のラブリィ・レディのシーン

 コゼットとエポニーヌ⇒娼婦


バルジャンからお姫様のような扱いを受け純粋培養で育ったコゼット。何とここでは娼婦です。ラブリィ・レディの中に紛れているのでオペラグラスを使って確認してみてください。エポニーヌは上手(舞台向かって右)に注目していると見つけやすいですよ。


◇1幕ラブリィ・レディ後のファンテーヌ逮捕のシーン

 マリウスとアンジョルラス⇒治安官


これは私も実際に観劇中に気づきました。オペラグラス使って舞台全体を眺めていたら警察っぽい人の顔に見覚えが。よく見てみたところ「これ、間違いなくマリウスじゃん!」となりました。ファンテーヌの腕を掴んで連行しよう治安官です。かなりわかりやすいと思います。


◇1幕ラストの「ワン・デイ・モア」のシーン

 ファンテーヌ⇒民衆


ほぼ全キャスト総出演のこのシーン。残念ながらファンテーヌは既に天に召された後ですが、民衆の一人として参加しています。ファンテーヌはこの後も2幕最後にジャン・バルジャンを迎えにくるシーンの直前までちょこちょこ民衆として登場します。落ち着いて考えると確かにファンテーヌは2幕ほとんど出番ないですもんね。


◇2幕最後のマリウス&コゼットの結婚式

 アンジョルラス⇒フランキー(給仕)


アンジョルラスはバリケード崩壊後もしっかり働いています。給仕のお兄さんですが名前まであるのですね。テナルディエ夫婦がかき回していますが、アンジョファンの皆様は是非オペラグラスで給仕を追ってください!


他にも冒頭の囚人たちや農場のシーン、工場のシーンにも多数のプリンシパルキャストがまぎれています。「ウォーリーを探せ」的な楽しみ方ですが、気になる方は是非オペラグラスで探してみてください!

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