家族をテーマとした全1幕のミュージカルです。トニー賞のパフォーマンスを見てからずっと気になってた作品。マカオ版も上映されたので日本版はいつ来るかと心待ちにしておりました。そして実は私、日本での上演を待ちきれずブロードウェイ版のスクリプト(台本)を購入し、一足先に読んでしまいました!全77ページの短い作品です。ゲイの父親、そして娘の自分はレズという設定を聞くと、親しみを感じにくいかもしれません。しかし、実際はある家族の話で多くの人に共感できる部分がある普遍的な内容だと思いました。今回はまず、ブロードウェイ版そして日本版の役者さんと合わせて本作の登場人物を紹介します。正式表記は「ファン・フォーム」でなく「ファン・ホーム」でした、お詫びして訂正いたします。『FUN HOME ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』シアタークリエにて2018年2月上演決定!https://t.co/oYC9XZ75Bd pic.twitter.com/vUU9H0sQ4i— 東宝演劇部 (@toho_stage) 2017年6月21日
※以下、ネタバレ注意!
<登場人物>
アリソン・ベクダル(現在)
43歳の漫画家でレズビアン。本作の原作漫画の著者です。かっこで現在と書いたのは本作には世代違いの3人のアリソンが登場するからです。現在のアリソンは作品のストーリーテラーの役割を果たしています。
ブロードウェイ版で大人のアリソン役を演じたのはベス・マローン(Beth Malone)さん。
@mr_kennethcole I felt amazing in your tux opening night of #funhomemusical ! Thank you and @HRC for the smokin' tie! pic.twitter.com/vvWmZH7DGO— Beth Malone (@heebyfluff) 2015年4月24日
この役でトニー賞の主演女優賞にノミネートされました。日本版では宝塚の元男役トップスター、瀬名じゅんさんが演じられる予定です。瀬名さんのベリーショートは間違いなく素敵だろうなぁ!
アリソン・ベクダル(大学生時代)
19歳。大学1年生で親元を離れ寮に住んでいます。ブロードウェイ版で大学時代のアリソンを演じたのはエミリー・スケッグス(Emily Skeggs)さん。
この役でトニー賞助演女優賞にノミネートされました。大学時代のアリソンの登場シーンはコミカルな場面が多くちょっとしたお笑い担当かなと思います。日本版では大原櫻子さんが演じられる予定です。大原さんって私の中ではアイドル的なかわいい女の子のイメージがあったので、このキャスティングは予想外でした。アリソン役で一皮むけた演技が見れたら嬉しいですね!Still reeling from this incredible little birthday me made by the amazing @shebakesnyc THANK YOU!!! pic.twitter.com/BOgHkLXHqm— Emily Skeggs (@EDSkeggs) 2015年7月12日
アリソン・ベクダル(子ども時代)
9歳くらいのアリソンです。3人きょうだいの真ん中。女性に惹かれていることに気付いた時に歌う、この作品の中を代表する曲の1つ "Ring of Keys" を歌い上げる大事な役です。トニー賞のパフォーマンスが記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。子どもアリソンを演じたシドニー・ルーカス(Sydney Lucas)さんは何と12歳でトニー賞助演女優賞にノミネートされています。天才子役だ!
日本版は2017年6月現在、まだキャストが発表されていません。どんな子が演じるか今からわくわくしています!
ブルース・ベクダル
アリソンの父。葬儀屋兼高校の英語教師。(ちなみに葬儀は英語でfuneral。fun homeのfunはfuneralのfunと楽しいという意味のfunをかけています。だいぶブラック。)部屋の調度品などを整えることに異常なまでの執着心があります。ゲイでブルースという若者と浮気しています。自らトラックに飛び込み自殺します。ブロードウェイ版で父ブルースを演じたのはマイケル・サーヴェリス(Michael Cerveris)さん。トニー賞にも何度もノミネートされているベテランミュージカル俳優さんです。ミュージカル以外にも多くのドラマや映画に出演されています。
この役でトニー賞主演男優賞を受賞されました。日本版ではレ・ミゼラブルのジャン・バルジャン役でおなじみの吉原光夫さんが演じられる予定です。イメージ合います!Welcome to the Fun Home @funhomemusical pic.twitter.com/jxBgkqGY2p— Michael Cerveris (@cerveris) 2015年4月19日
ヘレン・ベクダル
アリソンの母。地元の劇団に所属しています。ブルースの浮気に気付いており、二人の関係はぎくしゃくしています。ブロードウェイ版で母ヘレンを演じたのはジュディ・クーン(Judy Kuhn)さん。舞台だけでなく、ポカホンタスをはじめとしたディズニー映画の吹き替えでもご活躍されています。
この役でトニー賞助演女優賞にノミネートされました。日本版では紺野まひるさんが演じる予定です。@rosie The lovely, uber talented Judy Kuhn (Judy is the vocalist of Pocahontas, LesMiserables, Fun Home, etc.) pic.twitter.com/iGelkdrqs6— curtforsythe (@curtforsythe) 2017年3月10日
ロイ
庭仕事のためにブルースに雇われた若者。ブルースの愛人。※ロイ役は他にも複数の脇役も兼任します。
ブロードウェイ版ではジョエル・ペリッツ(Joel Periz)さんが演じられました。
日本版では上口耕平さんが演じられる予定です。上口さん、ダンス・オブ・ヴァンパイヤでもゲイだったような笑Opening Night for @funhomemusical feat @AlexanderNash @TieTheKnotOrg @ALDO_Shoes @UniqloUSA pic.twitter.com/wDwGxBvUUL— Joel Perez (@MisterJoelPerez) 2015年4月22日
ジョアン
大学生。大学時代のアリソンの恋人。ブロードウェイ版ではRoberta Colindrezさんが演じられました。
私は台本読んだだけですがジョアンは絶対かっこいいと確信していましたがレベッカさんのビジュアルが想像通りだ!!日本版は横田美紀さんが演じられる予定です。when you get to college and find out it's not possible to actually major in joan pic.twitter.com/cBwCqEW4vc— enjoyable house (@bertacolindrez) 2015年9月12日
クリスチャン・ベクダル
アリソンの兄。10歳くらい。日本版は2017年6月現在、まだキャストが発表されていません。
ジョン・ベクダル
アリソンの弟。6歳くらい。日本版は2017年6月現在、まだキャストが発表されていません。
これでキャストは全員です。まだ未発表のアリソン子ども時代を演じる子役さんが気になって仕方がないです。来年の上演が今から楽しみですね!